セックスレスは問題か?

基本的に、「夫婦はセックスをするべきだ」などと第三者から強制される筋合いのものではないはずです。ですから、当事者が二人とも問題と感じなければ、特に問題ではないことです。

逆にいえば、一人でも問題と感じれば、それは夫婦の問題です。

各種の調査では、日本人は結婚後ある程度の期間が経過すると、一般的にセックスの頻度がかなり下がります。ある学会の定義によれば、セックスレスとは、明確で合理的な理由がないにもかかわらず、 一カ月間関係がないこと、とされています。しかし、この定義でいえば、日本人のかなりの夫婦がセックスレスということになるのではないでしょうか。

他の夫婦もそうだから、問題ではない・・・ということもありません。

問題か否かは、どちらか一人でもそのことを問題と「感じている」かどうかによります。

セックスレスはなぜ起こるか?

巷間さまざまな理由が述べられていますが、そのどれもあまり的を射ているようには思えません。

セックスレスのカウンセリングをする中で、もっとも多くぶつかるのは、『隠された怒り』が存在することです。隠された怒りは、本人が気づいていることもありますが、気づいていないことのほうが多いようです。

BetterCoupleの基本的な考えは

  • 怒っている相手とはセックスできない
  • 怖い相手とはセックスできない
  • セックスできないことによる効果がある
  • 安心できる関係でないとセックスできない

ということです。厄介なのは、すべての人がそうなのではなくて、そういうメンタリティの人と、そういったことはまったく関係なく、セックスできる人がいるということです。相手が違うタイプだと理解が難しいのは言うまでもありません。

セックスレスをどう解決するか?

セックスは、夫婦のコミュニケーションの一つの重要なチャネルです。そしてコミュニケーションとしてのセックスの特徴は、大きな情緒的・肉体的満足感を得られる「可能性」と同時に、情緒的に大きく傷つくリスクがあるコミュニケーションだということです。わかりやすい例で言えば、セックスの巧拙を相手に言われたことが心の傷になってしまうことはありがちなことです。

だからこそ、ハイリスク・ハイリターンのコミュニケーションチャネルであるセックスができるためには、それ以外のコミュニケーションがある程度うまくいっていることがとても大事です。

うまくいっているというのは、前述のように『隠された怒り』をなくし、怒りが存在するならそれを話し合いで解決し、セックスの場に持ち越さないということです。また、怖いなどの、他の感情もそうです。

といころが、この「話し合い」が残念ながら多くの場合、傷を広げてしまうのも事実です。多くのご夫婦のされる「話し合い」は話し合いの名を借りた権力闘争であったり、傷つけ 合いであることが多いのです。これでは傷と不信感は深まり、さらにセックスから遠ざかってしまいます。

だからこそ、BetterCoupleでは、夫婦のコミュニケーションに目をむけ、コミュニケーションを改善することでセックスレスも改善しています。

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セックスレスのブログを作成しましたのでご覧ください。

参考記事:「セックスレスについて(考え方)」