精神科医Eric Berneは、交流分析という理論を作り上げるなかで、コミュニケーションに関してさまざまな分析をしています。その なかから非常におおざっぱにエッセンスをいくつか書きぬくと以下のようなことが言えます。

コミュニケーションの法則

コミュニケーションの結果は、その語られた内容よりも、そのコミュニケーションの心理的メッセージに依存します。心理的メッセージというのは一般には隠されたメッセージです。ですから、きちんとしたコミュニケーションをするためには、心理的メッセージと実際に語られている言葉を一致させる必要がありますが、現実には、さまざまな理由によりそれは難しい場面が多いのです。一致している場面は、親密な関係です。

ノンバーバール(非言語)なメッセージ

メッセージは必ずしも言葉で伝えられるとは限りません。態度や目の動かし方、本来話すはずのことを話さない、ドアをバタンと閉めるなどいろいろな形で伝えられます。そして、言語的に伝えられたものよりも非言語的に伝えられたものの方が大きな意味とインパクトを もちます。

関係が悪くなればなるほど、非言語的なネガティブなメッセージが多くなり、また多く認識するようになります。

ポジティブ/ネガティブなメッセージ

ポジティブなメッセージとネガティブなメッセージをネガティブなメッセージの方が圧倒的にインパクトが大きいといわれています。

「午前様は嫌だわ」というような相手の行動に対するネガティブなメッセージは自分の気持ちを表現するために必要なことも多いのですが、いつもネガティブなメッセージばかりを伝えていると、「あなたはいつもダメなことばかりする」というような別のネガティブなメッセージが伝わってしまいます。

特に相手の存在に対するネガティブなメッセージは非常に大きなインパクトをもちます。